お前が俺を忘れても 俺はお前を愛してる
「舞にこれを持っててもらいたいんだ。」

俺はポケットからある箱を出す。


「何…これ…」

俺が箱の蓋を開けると…


「ええ!これって…」

舞がわかりやすいくらい動揺する。


「動揺しすぎだから!本っ当面白すぎ。」


「だってだって!!これ…

指輪でしょ!!」

箱の中身は、白い宝石が埋まっている指輪。


「まぁ…指輪だね。
この指輪は母さんからもらったんだ。『本当に好きな人ができたなら、恵斗からこの指輪は渡しなさい』って。だから、これは舞に持ってて欲しいんだ。」


「そんな大事なもの私なんかにくれるの?」

「舞じゃなきゃ渡さないし、舞だから貰って欲しいの。」

舞の顔が真っ赤になった気がする。


「ありがとう…最高すぎるプレゼントだよ!」

舞がまた泣きそうになっていた。
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