ジャム
「ジャム。はい、これお食べ。キャットフードだから大丈夫よね? 今日の帰りに買ってきたんだ」
一度家の中へ入っていったエリが、プラスチックの入れ物に入ったご飯を持ってきてくれた。あぁ、たまにありつける僕等の贅沢、キャットフード! 「ニャアニャア」僕は夢中になって食べ始めた。確かにお腹が空いていた。はずだった。

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