ジャム
正直に言うと、僕がこの場所…つまり駐車場から一歩も動かないのは、エリの側にいたい気持ちもあった、もちろん。でもそれだけではなく、あの巨体から居場所を勝ち取ったという喜びを噛み締める為でもなく、動けなかったのだ。僕は、自分の力で移動できなくなっていた。
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