拷問ゲーム
オレがいる監視部屋の中に、ずっと大和田の悲鳴が響いていた。




オレは大和田のその悲鳴を心臓が止まるような思いで聞いていた。




大和田が耐えれば、耐えるほど、オレにも同じ苦しみがやってくる。




オレと大和田の勝負は、どちらかが負けを認めるまで終わらない残酷なゲームだ。




オレは大和田の悲鳴を聞く度に、胸が張り裂けそうで、つらかった。
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