拷問ゲーム
「高木、そろそろ起きろよ。

ちょっとの間だけ、イジメねぇでやるからよ」




オレは志村の言葉に憎しみを覚えた。




オレは床に倒れながら、志村の言葉を無視した。




「おい、高木。

聞こえねぇのかよ。

早くしねぇと、またお仕置きするぜ」




オレは、志村の言うことをきくしかない自分の境遇に嫌気がさした。




オレは早く、こんな悪夢のゲームから抜け出したい。




この拷問ゲームは、オレのプライドをズタズタに切り裂き、オレからプライドを奪っていく。




オレは、今にも泣き出したい衝動にかられながら、フラフラと立ち上がり、志村と並んで、ソファーに座った。
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