拷問ゲーム
「それじゃ、高木。

また行こうぜ。

楽しい拷問部屋によ」




オレは藤城のその言葉に内心、怯えていたが、そんなことを美優に悟られたくなくて、美優に笑顔を向けた。




「なぁ、美優。

美優が借金から抜け出せたらさぁ、美優はキラキラした女になれると思うんだ。

美優は、オレにはもったいないくらいの女だよ。

だからオレは、体を張って美優を守りたい。

美優の未来は、オレが守るよ」




「言いたいことは、それだけか?」




藤城がそう言って、オレの髪を引っ張った。




「あんまりカッコつけると、恥をかくぜ。

お前は今から、みっともなく泣き叫ぶんだ。

でも、いくら泣いても、オレは拷問の手を緩めないぜ。

お前が『参りました』って言うまではな」
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