拷問ゲーム
オレと藤城と中川が拷問部屋に入っていくと、
拷問部屋で、藤城の部下たちがオレを待っていた。




「高木、まずは拷問椅子に座れや」




藤城がそう言って、オレの肩をポンと叩いた。




そのとき、オレは不安になって、吐き気がした。




いったいこれから、オレは何をされるのか?




オレは藤城たちの拷問に耐えられるのか?




オレが、次から次へと溢れてくる不安に包まれ、立ち尽くしているとき、
中川がオレの頭を思いっきりひっぱたいて、オレに言った。




「おい、高木。

お前は、藤城さんの言うことが、聞こえねぇのかよ!

お前は言われたとおり、早く座れや!」




中川がオレの髪を鷲掴みにして、オレを無理矢理、拷問椅子に座らせた。




「中川、高木の体を拷問椅子に固定しろ!」




藤城がそう言うと、中川は小さくうなずき、オレの体を拷問椅子に固定していった。
< 153 / 306 >

この作品をシェア

pagetop