拷問ゲーム
大和田は拷問中に、何度か水の中から顔を出すのを許され、
藤城に負けを認めるか否かを問いただされた。




オレは藤城がその質問をする度に、祈るような気持ちで、大和田の言葉を待っていた。




大和田、負けを認めろ。

そうすれば、この拷問ゲームは終わるから。




だけど、そんなオレの願いもむなしく、大和田は死にそうな目にあっても、決して負けを認めなかった。
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