拷問ゲーム
中学を卒業して、オレは施設を出ていった。




オレが転がり込んだのは、不良仲間の彰男先輩の家。




オレは彰男先輩たちと、ひったくりをして小遣いを稼ぎ、その金で遊んで過ごした。




金を使って、はしゃいでいるとき、オレはいつだって楽しかった。




人間、浮かれているときが一番幸せなんだとオレは思う。




だからオレは、嫌なことを全部忘れて、浮かれていたかった。




真剣に自分の未来を考えると、オレは憂うつになる。




オレは今だけを生きていたい。




どうせオレの未来なんて、何の価値もないんだから。
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