拷問ゲーム
「ハッハッハッ。

よく言ったじゃねぇか、大和田。

お前のその根性は、嫌いじゃないぜ」




藤城はそう言って、大和田の目の前に歩いていった。




「やっぱり恋人は大切だよな。

お前みたいに冴えないヤツが、こんなにかわいらしい女と付き合えたんだもんな。

お前には、もう二度とない奇跡を守りたいっていうその気持ちは、オレにだって、少しはわかるぜ」




藤城は泣いている大和田の顔を見ると、ニヤリと笑って話を続けた。
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