拷問ゲーム
「何を言ってやがるキチガイヤロー!

アンタはイカれてるよ!

アンタは普通じゃないよ!」




オレはモニターに向かって叫びながら、いつの間にか泣いていた。




そしてオレは止まらない涙を拭いながら、必死になって、藤城を否定していた。




人を不幸にしても、自分が幸せになれるわけじゃない。




人の不幸って、決して自分の幸せじゃない。




ガキは親を選べないから、生まれながらに不幸せなヤツは腐るほどいやがる。




オレと美憂も、恵まれないガキだった。




でも、オレと美憂は藤城とは違う。




オレたちは他人の不幸を望んではいないから……。
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