拷問ゲーム
「大和田、続行か?

それとも負けを認めるのか?」




〈 頼む大和田、負けを認めろ!

不幸の連鎖を断ち切れよ。

遥香だけが不幸になれば、拷問ゲームは終わるんだ。

お前だって、そのことには気づいているだろ? 〉




「遥香さんは……」




大和田はみっともなく泣きながら、話し始めた。




「僕の命の恩人なんだ。

遥香さんがいなかったら、僕は世の中に絶望して自殺してた」




「止めろ……。

そんな言葉なんて、誰も望んじゃいねぇんだ」




オレはポツリとつぶやき、モニターを見つめていた。




「だから僕は、降参なんてしないんだ!

僕の気持ちは、絶対に変わらない!

遥香さんは、僕が守るんだ!」
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