拷問ゲーム
「それじゃ、高木。

オレたちも行こうぜ。

あの拷問部屋によ」




志村はそう言って立ち上がり、オレの肩をポンと叩いた。




「なぁ、高木。

これから楽しい拷問の始まりだぜ。

オレにお前の泣き叫ぶ声を聞かせてくれよ。

お前が不幸なとき、オレは幸せなんだ。

ああ、オレは高木じゃなくて良かったってな」




オレと志村は、拷問部屋へと続く、長い廊下を歩いていた。




オレは美憂を守りたい。




でも、オレは本当に藤城の拷問に耐えられるだろうか?
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