拷問ゲーム
「拷問椅子に座れや!」




中川がそう言って、オレのシャツの襟を引っ張った。




オレは中川になされるがままに、拷問椅子に座らされ、体の自由を奪われた。




「それじゃ、高木への拷問を始めるぜ。

もちろん、手加減はなしだ。

オレは弱者の未来を理不尽に奪いたいんだ」




藤城は絶対に狂ってる。




オレがそう思ったとき、志村が笑いながら拷問部屋を出ていき、拷問部屋のドアは閉められた。




〈 美憂、オレはどうすればいい?

オレは美憂を守りたい。

でも、オレには自信がないよ。

藤城の拷問に耐える自信が…… 〉
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