拷問ゲーム
「圭介、早く行こう。

この女、気持ち悪いわ」




オレはもう一度、美憂をじっと見つめてから、その視線を前に向けた。




変わり果てた美憂。




かつて、オレが好きだった美憂。




でも、きっと今日が、オレと美憂が会う最後の日だ。




オレはそう思って、美由紀と手を取り、歩き始めた。
< 295 / 306 >

この作品をシェア

pagetop