拷問ゲーム

悪夢の中で

オレがゆっくりと目を開けると、オレは暗闇の空間の中にいた。




〈 ここはどこだ？ 〉




オレがそう思って、体を動かそうとしたとき、オレの体は何かに固定されていて、動かなかった。




知らぬ間に体の自由を奪われていたオレは、叫びながら、必死になって、オレの体を固定している何かを振り払おうとしていた。




｢誰か助けてくれ！

誰かいないのかよ！

オレを助けろよ！｣




オレが強烈なストレスを感じながら、そう叫んだとき、
部屋の明かりがついて、部屋の中が明るくなった。




そしてオレは、明るくなって部屋の中に、忘れることができないあの二人がいることに気づいて息をのんだ。




〈 お前ら、何でここにいやがる！ 〉




オレの目の前にいたのは、あの藤城と志村だった。




オレは、二度と関わりたくないと思っていた二人の顔を見ると、急に吐き気がしてきた。




オレにとって、藤城と志村は忘れ去りたい記憶、そのものだった。