拷問ゲーム
「拷問ゲームなんて、大げさな名前つけやがって、オレが引くとでも思ったのかよ!

上等だよ。

やってやろうじゃねぇか!」




オレがそう言うと、藤城はうれしそうに笑っていた。




「兄ちゃん、ずいぶんと気合いが入ってるねぇ。

オレは兄ちゃんみたいなバカが好きだぜ。

なぁ、兄ちゃんの名前は?」




「高木圭介だ」




「それじゃ、高木。

これからオレたちとドライブしようぜ。

オレたちが高木をイベント会場に連れていってやる」




「ちょっと待てよ!」




オレはそう言って、藤城の顔をギロリとにらんだ。




「その拷問ゲームの勝利条件を教えてくれよ。

どうすればオレは、美優を救えるんだ?」
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