拷問ゲーム
「勝利条件は簡単さ。

お前と別なヤツが交互に拷問を受ける。

拷問に耐えきれなくて、『参りました』って言ったヤツが負けで、耐えきったヤツが勝ちだ」




「おもしれぇじゃねぇか。

そんなのただの我慢比べだろ。

相手が誰だって、勝つのはオレだ!」




「ずいぶんと気合いが入ってるじゃねぇか。

そうじゃなきゃ、おもしろくないぜ。

このゲームはよ、簡単にギブアップされると、おもしろくねぇんだよ」




藤城はそう言って、オレの顔を舐めるように見ると、ニヤリと笑った。
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