拷問ゲーム
「高木、やったじゃねぇか。

お前が先攻だぜ」




藤城がニヤリと笑って、そう言うと、部屋の中はゲスな笑いで包まれた。




「おい、高木。

良かったじゃねぇか。

お前が最初に拷問を楽しめるぜ」




そう言って、志村がオレを馬鹿にしたようにオレの肩をポンポンと叩いた。




「高木、お前まさかさぁ。

拷問が始まる前に、ギブアップしたりしないだろうな。

ギブアップするなら、せめて拷問部屋に入ってからにしてくれよな」




志村がそう言うと、部屋の中はゲスな笑いで包まれ、オレは悔しくて拳を固く握りしめた。
< 59 / 306 >

この作品をシェア

pagetop