拷問ゲーム
「オレはよ、親父もお袋も憎かった。

オレが大人になったら、いつかこいつらに復讐してやろうってな。

それでよ、オレが中学二年のときに、オレはついに決断したんだよ。

もうこいつらを許しちゃおけねぇって。

オレはそう思ったその日の夜に、親父とお袋に復讐したんだ」




藤城がオレに一方的に話しているうちに、オレたちは拷問部屋の入口まで来ていた。




「高木、拷問部屋に着いちまったな。

オレのガキの頃の話は、またそのうち聞かせてやるよ」




藤城はそう言って、オレの肩をポンと叩くと、藤城は拷問部屋のドアノブに手をかけて、拷問部屋のドアを開けた。
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