拷問ゲーム
「気が弱そうな顔してるくせに、根性見せるじゃねぇか!

おもしれぇ。

拷問ゲームは、大和田みたいなヤツがいると盛り上がるんだ」




藤城はそう言うと、サディスティックな笑みを浮かべて、四人の部下たちに言った。




「中川、ハンマーを持ってこい!

今から大和田の指を砕く!」




藤城がそう言うと、拷問椅子と呼ばれている椅子の上で、大和田は暴れ出した。




拷問椅子は、床にボルトで固定されている椅子で、その椅子にはベルトがついている。




大和田はそのベルトで腰を絞められ、身動きが取れなくなっていた。




さらに、拷問椅子の前にもベルトつきの机があって、大和田はそのベルトで、肘と手首を固定されていた。




「藤城さん、持ってきました。

ハンマーです」




中川がそう言って、藤城にハンマーを手渡すと、藤城はニヤリと笑って、大和田に歩み寄った。
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