ねぇ先生もう一度抱きしめて。
私が話していると、榛がやってきた。


「もー友達できたんか?笑」


ニヤニヤして、話しかけてきた。


「まーね!彩っていうの。カワイイ子だよ」


「ほのよりカワイイ子なんていねーよ」


そうゆうこと普通に言ってくるから、恥ずかしくなる。榛は普通の顔をしているのに。


「やめてよー。学校で。」


「最近冷たい。ほのちゃん」


榛はかまってほしいときは《ほのちゃん》と言う。


榛の癖はたくさん知ってる。


でもなんか榛と付き合ってることに今さら、違和感を感じていた。


何が好きってことなのか分からなかった。


みんなに羨ましいとよく言われるけど…


私は分からなかった。この2年間。


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