大好きです
食べかけの晩御飯などもう喉を通らない。
私は 「ごちそうさま、、、。」 と言うのか精一杯で、そのまま二階に上がった。
お兄ちゃんがもてるのは、解っていた。
初めてお兄ちゃんが、女の人に告白されているのを目にしたのは私が小学校の低学年の頃。
当時お兄ちゃんは、中学生で。 その後お兄ちゃんが高校生になっても 幾度と無くその光景は目にする事となって...。
でも、お兄ちゃんは私の事をとっても大切にしてくれていたから私は勝手に こんなにも好きなんだからいつか この思いは届くと思っていた。
部屋に戻ってベッドに座り、ママが言った結婚の話がお兄ちゃんの結婚なんだと改めて理解すると、 一気に思いが溢れて私の頬をつたう涙は止まる事がなかった。