大好きです

保健室のドアが開いて、


「紗〜季!起きてる? 授業終わっちゃったよ。 帰ろ?」

と、真由香が迎えに来てくれた。

「、、。 那智さんが、結婚する事は、変えられないかも知れないけど、紗季が笑顔取り戻せるように私 側にいるから。 泣きたい時は、1人で泣かず頼ってくれていいんだからね。」

『、、。ありがとう。真由香、。』

「しばらくの間 とても辛いかも知れないけど、いつかきっと 思い出に変えれる。 いつかきっと新しい恋も出来る! ネッ!!」

何も言えず、ただ頷くのが精一杯の私が、ふっと顔を上げると 真由香が
泣いていた。


私の為に真由香が泣いてくれている、、。

直ぐには、立ち直れないかも知れないけど、いつか、お兄ちゃんにおめでとうが言えるように頑張らないといけないんだよね。

今はまだ心から言えない。 いつか、、。

いつか、、。
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