想い
「アハハハハハ!!」
「な、何よ急に!!?笑うことないでしょ!!」
そう彼に言ったら、彼はお腹をおさえながら話だした。
「わりぃ、わりぃ。また考えてたことが同じでついな(笑)」
「また??」
そう私が聞いたら彼は今度は笑いをやめて、私に聞いてきた。
「なんだよ。覚えてないのかよ?」
「何を??」
「マジでなんも覚えてないのか?」
「うん。」
そう答えたら、彼はあきれたように私を見た。
(何?何?なんなのよぉーその目は(泣)!)
私は何のことかさっぱりわからず、彼に聞いた。
「ねぇ、何のことか教えてよぉ。」
「わかった。教えるから泣きそうな声で言うな・・・。」
「泣いてない!!」
「いや、泣きそうだった(ニッ)」
「泣きそうになってないもん!!それより早く何のことか教えて!!」
「おーそうだった、そうだった。」
彼はすっかり忘れていたようだった。
(しかし、なんのことだろ??)
そう思いつつ、彼が話し始めたので私は聞いた。
「今日の朝、俺と沙紀がこの桜の下で会ったのは覚えてるか?」
「うん。」
「その時、沙紀が言ったこと覚えてるか?」
「私が言ったこと??」