【短編】あなたは…私のどこが好き…?
「よかったじゃん。生きてて」

私は耳を疑った。 

他人行儀な同情を予期していたからだ。 



「よ、よかったってどこがよ?私もう歩けないんだよ?!」



「生きてるだけでよかったに決まってんだろ。お前が死んだら悲しむやつだっているんだぞ?」
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