空の上から愛してる


これは現実?
それとも偽物?


そんなのどっちでもいい。
嬉しいのには変わりないから。



嬉しくて、嬉しくて、
思わず「好き」って言いそうになった。



神様、ありがとうございます。


あたしはこの人を愛してもいいですか?




「えっ、…うん、いいよ」




あなたは覚えていますか?
優くんは、勇気を出してくれたんだよね。
すごく嬉しかった。



けどね、
どうして神様は悪戯をするのかな…。





「はい、これメアドだよ!」



あたしはメモ帳にアドレスを書いて優くんに渡した。



「ありがとう、今日、メールするね」



「待ってるね」



早く夜になって欲しかった。
早く優くんとメールがしたかった…。



けど、あたしは欲張りすぎたのかもしれない。





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