桜色は君の星
チリンチリン…



『このままそれぞれの家に帰るんだよね?』



『うん…バイバイ!!』



二人はそれぞれの家に帰った。



『真依!!おかえり…』


『ママ!!ただいま!!』



『由紀(ゆき)ちゃんのお母さんに聞いたんだけど明日テストがあるのよね?』



『あっ…うん…』



『もちろん真依なら、百点取れるわよね?』



『もちろんだよ!!』



(真依、いつもプレッシャーがあったのかな?)



『お母さん、おかえり!!』



……



(あれ?誰もいない?)



千早がキッチンに行くとテーブルの上には置き手紙とラップのかけられたご飯があった。



【今日も帰りが遅くなります。ご飯はチンして食べてね。】
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