桜色は君の星
『心愛様!!おはようございます!!』



『今日もお美しいですね!!』



『フフッありがとう』



心愛は、得意気に長い巻毛の髪をさっと払った。



『あら?心愛様、そのバレッタ新しいものですね…』



『これは、お父様がパリから買ってきてくださったの…』



心愛が自慢話をしていると女の子が走ってきた。



『やばい!!委員会に遅れちゃう!!』


ドンッ



『痛た…ゴメンなさ…あっ…心愛様!!』



『申し訳ございません!!』



『あっ!!心愛様、バレッタが粉々に!!』
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