桜色は君の星
それから心愛は、いじめられ続けた。



みんなで心愛をかこんで蹴ったり玲子がやられたいじめを繰り返していた。



『次はお楽しみのをやってあげるわ…』



『持ってきたわよ!!』



『じゃあ、さっそく…あんたのその巻毛が嫌いだったのよ!!』



バサりっ



チョキチョキっ



『いやー』



心愛は、自分の切られた髪をずっと見ていた。



夕日も出てきてみんなは帰っていった。



トコトコっ



『おねがい!ぶたないで!!』



足跡が心愛の前で止まったから心愛は、殴られると思った。



『心愛さん!!大丈夫ですか?』



『えっ?』



『リボン、落ちてましたよ!!どうぞ!!』



『あなた…玲子さん…』



『私、あなたにやられたことは許せない…でも、いじめられる気持ちはわかるから…だから、友達になろう?』



『本当にいいの?』



『うん!!』



二人は一番の親友になれた。
< 177 / 298 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop