桜色は君の星
結芽は、走って帰った。



次の日、結芽が家から出てくると馨が待っていた。



『結芽…おはよう…』



『なんで待ってるの?』



『いつもの事だろ…』



『私といると好きな相手に誤解されるよ…』



『はっ?俺の好きなやつは…』



馨が何かを言いかけると結芽は遮(さえぎ)った。



『もういい!先行くから!!』



だっ
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