桜色は君の星
『ちょうど四か月前かしらね…』



『えっ?それ、嘘ですよね?私、三ヵ月前に星夜君にあったんだもん!!』



『何かの間違いじゃない?』



ダッ!!



私は、走っていった。



その日…久しぶりに秘密の場所へと行くと星夜がいた。



『星夜くん!!』



『星夜君のクラスの人に聞いたんだけど死んだって…』



『知られちゃったんだね…君にだけは知られたくなかった。』



『えっ?』



『告白の答えまだだったよな…俺も…お前のこと好きだよ…』



星夜は、そう言って星空の唇に自分の唇を重ね合わせた。



星夜の唇は氷のように冷たかった。



『これ…お前にあげたかったんだ。』



そう言って星の髪留めを渡した。



『星空に会えてよかった…最後に呼び捨てで呼んでくれるか?』



『何度でも呼ぶから消えないで!!星夜!!』



そう星空が叫ぶと星夜は、消えていった。
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