桜色は君の星
そこはどこかの学校の屋上にスゴロクみたいな文字が並べてある…



どこかで見たことのあるような私たち以外の子も来ていた。



みんなここがどこかわからないみたい…



『それでは、ここにいるみんなで悪口スゴロクをやってもらいます。』



『『『悪口スゴロク?』』』



『ここにいるみんなは昔友達でした。そんなみんなの悪口を投票で教えてください。』



『最後に残った人が勝ちです。ゴールした人は負けです。』



『はっ?なにそれ意味わかんない!!』



『私達は帰るからね!!行こ!!瞳菜』



ガチャガチャ



爽凪がドアを開こうとしても開かない。



『えっ?なんで開かないの?』



『最後まで生き残った人しか出れませんよ。』



『なら、瞳菜が生き残ってよね!!』



『私なんかより爽凪ちゃんが生き残ってよ…』



『はいはい…友情ごっこは、そこまでにしてください。しかし、このゲームを最後までやってもそんなふうに言えるのでしょうか?』



『言える!!』



『では、スタートしましょう。一人ずつその個室に入ってください。1分たってからしかドアは開きません。投票はしてもしなくても構いません。』



ガちゃん
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