桜色は君の星
幼い記憶…



その花もなんだったか忘れてしまった…



杏君もあの後…すぐに引っ越してしまった。



あれから…12年の月日が経ち十七歳になった…



杏君も私のことを忘れてるよね…



私は、高校2年生で今…バイト中…



『いらっしゃいませ!!』



『へぇ~…お姉さん棗(なつめ)さんって言うの?』



『美人だね?下の名前は何ていうの?』



『は…離してください…』



『そんな事言わないでさ…ねっ?』
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