桜色は君の星
(んっ?あの子、痴漢されてる…言い出せないんだよな…助けてやるか…)



グイッ



『お前さぁ、こんなことして恥ずかしくねぇの?』



チッ



男は舌打ちをすると電車を降りていった。



『ねぇ、君大丈夫?』



『ありがとうございます!!あっ、同じ学校ですか?私、2年2組の花野真依(はなのまい)です。』



『俺は、3年2組の鮫島海音(さめじまかいと)…よろしく』



『鮫島先輩、ありがとうございました!!』



『いいよ。俺もよくやられるから…』
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