地上最強。
本当は、いきつけのレストラン、予約してて
そこに3人で行くはずだったんだけど
お父さんが、夜からのお仕事をどうしても
はずせなくて、お家で食べることになった。
リビングで、家族3人でご飯を食べるのも
本当に久しぶりで、たまにしかこうやって
家族揃うこともできなくて寂しい。
だけど、お仕事で大変なのも分かってるから
ワガママ言えない。私はもう子供じゃないもん
「麗、本当父さんがうっかりしてたせいでごめんな?」
「本当よ〜えいちゃんったら困ったちゃんね」
「えみちゃん‥困ったちゃんなんて可愛いこと言うなよ〜」
いやいや、そこで何故顔を赤くするの。
本当、ラブラブだようちの両親は。
「まあ一応入学してみて、一カ月はその学校に通わなくちゃいけなくなったけど、どうだ?一カ月、うまくやってけそうか?」
「お友達できそう?やっぱ、不良しかいないかな?麗が不良になったらえいちゃんのせいだよ」
「なっ!麗が不良になんて、なるはずがないだろう!えみちゃん何を恐ろしい事を言うんだ!」
「ふふふっ。えいちゃんったら顔が青ざめてるわよ」
「だ、だって‥麗が反抗期とかになったら‥俺、耐えられない‥」
頭をかかてえる父さんを見てたら笑える。
「私、大丈夫だよ。お友達、できそうだよ!まだ慣れてないけど、これから慣れていけると思うし、一カ月ならやり切れると思う!だから心配しないで!大丈夫だから!」
「悪い男には捕まったらダメだぞ!俺の可愛い可愛い娘の麗の彼氏になるものは、男前で背は高くて、麗を1番に考えてくれて、礼儀のなっているヤツだ!最低限の条件だ!!」
「‥いやいや、父さん。一カ月で恋に落ちる訳ないでしょ?それに彼氏なんて‥何言ってるの気が早すぎでしょ。」
「そ、それもそうだな!はははは!麗をお嫁にほしいって、お見合いの話もたくさんきてるけど、父さんは全部断ってるんだぞ!それくらい、麗が他の男にとられるなんて無理だ!無理無理!」
「ちょっとえいちゃん!話がズレてるわよ〜」
はぁ。父さんは心配証だな。そして、わたしとっても愛されてるなぁ。