もしもの恋となのにの恋
デート先
「千鶴。そろそろ着くよ」
右隣の運転席から司の明るい声が聞こえた。
私はありえもしない『もしも』の空想を中断し、笑顔で愛車のハンドルを握っている司の横顔に淡く微笑みかけた。
それに気付いた司はいつも以上に優しい笑みを私に向け返して来てくれた。
「今日のデート先は千鶴の大好きな水族館だよ」
司の思いも寄らない言葉に私は静かに瞬いた。
「あれ?・・・もしかして気分じゃないかな?それならごめん・・・」
「そんなことないよ!凄く嬉しいよ」
私は食い気味にそう言って少し不安そうにしている司にとびっきりの笑みを投げ掛けた。
ありがとう・・・。
心から私はそう思った。
右隣の運転席から司の明るい声が聞こえた。
私はありえもしない『もしも』の空想を中断し、笑顔で愛車のハンドルを握っている司の横顔に淡く微笑みかけた。
それに気付いた司はいつも以上に優しい笑みを私に向け返して来てくれた。
「今日のデート先は千鶴の大好きな水族館だよ」
司の思いも寄らない言葉に私は静かに瞬いた。
「あれ?・・・もしかして気分じゃないかな?それならごめん・・・」
「そんなことないよ!凄く嬉しいよ」
私は食い気味にそう言って少し不安そうにしている司にとびっきりの笑みを投げ掛けた。
ありがとう・・・。
心から私はそう思った。