もしもの恋となのにの恋
嬉しい
司は本当に私のことをよくわかってくれている。
私は疲れやストレスが溜まると水族館や海に行きたくなる性癖を持つ。
今がちょうどその時だった。
けれど、それを司の前で口にするのは憚られた。
司は最近、残業続きで私以上に疲れている。
それを知っていながら私のワガママを口にするのは間違いだと私は思った。
久しぶりの休日デートだがどこにも行かず家でゆっくりするのもいいと思ったのも事実だ。
司がいてくれれば私はそれでいい・・・。
そう思っていた。
それなのに司は私の隠したワガママを見つけ、受け入れてくれた。
嬉しくて当たり前だ。
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