キミの隣、笑顔のあなた
私の言葉を聞いた3人が、こちらこそー!と叫びながら、
「「「ばいばーい!」」」
と言って、体育館から出て行った。
3人は教室で着替えるのか、そのまま教室に歩いていった。
「さ、うちらも着替えて早く帰ろ!」
「そうだね。」
優勝出来た喜びと、もう5人でバスケができない悲しみと。
やりきった達成感と、バスケができた幸せと。
いろんな思いをかみしめながら、それから茉胡とも話をしながら着替えをして、学校を出た。
「あー!にしても本当に優勝できてよかったね!」
「うん、久しぶりに思いっきりバスケやった気がする。」
「そうだね!決勝だけは、ちょっと中学思い出したー!
超楽しかった!!」
学校を出て、いつものように帰り道を茉胡と歩きながら家に向かう。