キミの隣、笑顔のあなた
「あ、そう言えばさー・・・」
—————ほっ。
話の流れが変わり、私はほっとする。
”あの人” の話題以外では、昔と変わらず茉胡と笑い合いながら話をすることができる。
「え、そうなの?」
「だよ、商店街で一触即発だったって。
・・・あ!!!ごめん茉依、今日先行く。
やらなきゃいけないことあった!」
「あ、うん。」
「じゃ、学校で待ってるねー。」
そう言うと、私の返事も聞かずに走り去っていった。