キミの隣、笑顔のあなた




「でも、茉依には知っていてほしくて。

 昨日、球技大会で優勝出来たら茉依に言おう、って決めてたんだ。」


えへへ。と照れたように言う茉胡の表情は、普段は見ない恋をしている ”女の子” のかおだった。


「・・・そうなんだ。」

聞こえてはいるけれども、頭に入っているかわからない。


・・・でも、声が言葉がちゃんと頭の中に残っている。


心臓が、ドクドクしている。


「うん!えへへ。
 ま、さっきも言ったけどまだ告白する気はないけどさ、もし、告白することになったら、一緒に考えてくれる?」

一瞬で不安そうな顔になった茉胡はうかがうようにこちらを見ている。



・・・それはつまり、応援してってこと?





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