キミの隣、笑顔のあなた
茉依side
体育祭から3日後。
昨日は、振替休日で学校が休みだった。
だから今日は1日ぶりの学校。
キーンコーンカーンコーン———————
「よし、終わり―。」
「きりーつ、れーい。」
『ありがとうございましたー。』
「茉依―!ご飯食べるよ。」
10月に入ってすぐにやった席替えでは、珍しく茉胡と席が離れてしまった。
だから、毎回茉胡が昼休み開始と同時に私の席にやって来る。
私が待ってるわけじゃなくて、茉胡が来るのが異常に早いのだ。