キミの隣、笑顔のあなた





「あ、じゃあ、次の日曜日にしよう!!
 そしたら茉依バイトないし、それまでに何買おうかな、とか大体考えればいいし。」

「え、あーそうだね。」

「よし、決まり!!!」

「うん。」

にっこり笑って返事をしたつもりだが、どうだっただろうか。


確かに私が提案したことだけど、ね。

やっぱり、辛くないとか、何とも思わないわけはないしね。

複雑な気持ちは、いつまでも変わらない。

今日の弁当は、いつもより味気なかった気がした。




———————日曜日

「おはよー!!!!!」

いつもよりテンションが高く、さすがの私でも正直ひいてしまいそうになるほどだった。





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