キミの隣、笑顔のあなた
「おはよ。」
13:00。最寄り駅でいつものように待ち合わせをした。
「それじゃ、レッツゴー!!!!!!」
私はどこに行くのか全く分かっていないけど、とりあえず楽しそうな茉胡についていく。
電車に揺れること数十分。
目的の場所についたのか、目をキラキラさせて私を引っ張る茉胡。
その姿は本当に楽しそうで、すごく幸せそうで、つい私まで笑顔になってしまうほど。
まずは渋谷にある基本的に何でもそろっているお店へ。
「ここ来るなら、地元でよかったじゃん。」
思わず本音が漏れてしまった。
すると、どこで聞いていたのか、ちっちっちっといいながら指を揺らして茉胡が向こうからやってきた。