キミの隣、笑顔のあなた





7階か8階ほどまであるこの店の建物は、階ごとに雑貨や、家具、レジャー商品など様々なものが置いてある。

この本店に来たことはなかったので、結構ワクワクしていた。

「茉依ー!!」

「?!え、ちょっと茉胡うるさい。
 静かにして。」

「あ、ごめん。
 っと、これ、どっちがいいかなあ?」

右手には青色というか藍色で、ちょっと細いけど長くてたくさんインクが入っていそうなペン。
左手には、黒色の長さは右手のペンに比べれば短いけど太くて持ちやすいペンだった。

「あー、えっと。先生のことを考えるとやっぱり黒色がいいと思うけど。
 私に聞かなくても、茉胡が自分で選んだのをあげればいいんだよ。」





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