キミの隣、笑顔のあなた
「黒か・・・。やっぱり、黒だよね。
んー、まあ、そうなんだけどさ。
なんかいつも以上に不安になっちゃって。」
そう言う姿は、まさに恋をしている女の子で、とても、まぶしかった。
「まあ、私もアドバイスはもちろんするけどさ。
最後はちゃんと自分で決めて、これがいい!って思ったものをあげるんだよ。」
「うん!」
「っていうか、ここで決めるの?ほかの店はいいの?」
「あー、うん。なんか思ったよりここにもいいのが結構あるから、もうここでいいかなって。」
「そっか。」
「うん!じゃ、ありがとう!またいろいろ見てみるね!」
「はーい。」
茉胡はそういうと、またパタパタと文房具エリアのほうへ走っていった。