キミの隣、笑顔のあなた




「黒か・・・。やっぱり、黒だよね。
 んー、まあ、そうなんだけどさ。
 なんかいつも以上に不安になっちゃって。」

そう言う姿は、まさに恋をしている女の子で、とても、まぶしかった。

「まあ、私もアドバイスはもちろんするけどさ。
 最後はちゃんと自分で決めて、これがいい!って思ったものをあげるんだよ。」

「うん!」

「っていうか、ここで決めるの?ほかの店はいいの?」

「あー、うん。なんか思ったよりここにもいいのが結構あるから、もうここでいいかなって。」

「そっか。」

「うん!じゃ、ありがとう!またいろいろ見てみるね!」

「はーい。」

茉胡はそういうと、またパタパタと文房具エリアのほうへ走っていった。




< 160 / 361 >

この作品をシェア

pagetop