キミの隣、笑顔のあなた



って、勝手に思って、一人で変な自信持ってたから。

でも、そんなのは私の勝手な思い違いで。
私の自己満足で。


想っている長さなんて関係ない。
気持ちの大きさに勝ち負けなんてない。
本気でその人のことが好きで、本気で想って。
だから、伝えたいって思う。だから自分だけを見てほしいって思う。


恋は、行動した人だけが、幸せになれるんだ。


余裕なんて、誰にもない。誰も持てるはずがない。


自分だけを向いてほしいって、精一杯なんだ。



・・・・・・どうして、気が付かなかったんだろう。

こんなにも私は澄にいが好きで。余裕なんて持てるはずはないのに。

勝手に優越感に浸って、知らない間に上から目線で茉胡と向き合ってた。

でも、頑張ったのは茉胡で、何もしなかったのは私で。

澄にいが心惹かれるのは、それは当たり前に、茉胡の方。


...何様だよ。私。

どうして、こうなるまで気づかなかったんだろう。

最低だ。最低だ最低だ。


わたしに、澄にいを想う資格なんてない。
恋をする資格なんて・・・ないんだ。



気づいたら、私のパジャマはもうびしょ濡れだった。

涙が止まらなかった。

ただ、自分の馬鹿らしさにあきれて、悔しくて、悲しくて。



だた声を押し殺して泣いた。

涙が、止まらなかった。


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