キミの隣、笑顔のあなた
茉胡の様子はいつもと変わらない。
・・・たぶん、私の異変にも気づいていない。
———ほっ。
「うん。よし、じゃあ食べようか。」
「うん!いっただきまーすっ!」
お弁当を開いて、それぞれお弁当を食べていく。
ドキドキドキドキドキドキ—————
—————よしっ
「あのさ、茉胡。」
「ん?」
「茉胡さ、附田先生に、もう一回告白しないの?」
ゴホッ—————
「ええええ?!急にどうしたの?
いきなり変なこと言うから、変なところに入ったー!!」
「え、だって、プレゼント受け取ってもらえたんでしょ?」
「うん。」
「それに、告白した後だって、変な感じじゃないし。」
「いや、それは附田先生が大人だからでしょ。」
「そーなのかなあ。」
んー。澄にいってそんな大人かな。
そう考えれば、茉胡を思って、あえて普通にしてるのかも...。
「あー、告白かあ・・・。
あ!そういえばね。この学校には、文化祭のジンクスがあるんだって。」
「文化祭のジンクス?」
「そう。なんかね、うちの学校、後夜祭を学校でやるでしょ?」
「うん。」