キミの隣、笑顔のあなた
朝のHR活動終わりに、担任には附田先生という名前だけを教えてもらっていた。
—————あ、好きな人と同じ名前。
そう思ったけど、すぐ、まさかここにいるわけがないと思った。
けれど、澄にいは目の前にいる。
廊下で声を聞いた瞬間、私の中で時が止まった。
・・・だって澄にいと会うのは、2年ぶりだったから。
久しぶりの再会が、学校って言うのは少し驚きだなあと、考えているうちに数学の授業はどんどん進んでいった。