キミの隣、笑顔のあなた
「茉依ー、バドミントン初戦、去年の優勝チームらしいよ。」
「え。」
「せっかく1年、二人で練習したのにねー!
まあ、でも、頑張ろうやー!!」
「うん。」
ご飯を食べて、13:15からのバドミントンの試合に備え、二人で少し練習をした。
「はああああああ!!!
今年も優勝できてよかったー!!!!」
翌日、球技大会の帰り。
私たちは今年も無事、優勝することができた。
今年はなぜか、私の名前を知っている人も多く、たくさんの人に応援してもらえた。
一方バドミントンは、初戦敗退してしまった。
それでも、粘りに粘った結果だから、悔いはない。
「これで明後日から夏休みだー!!!」
「バイトだ。講習だ。」
「・・・え?!うちと遊ぶのは?!」
「附田先生と遊ぶんじゃないの?」
「...まあ、時間があったらね、どこか遠出しようか、とは言ってくれてる。」
照れたように笑う茉胡。
この表情を見るのももう何百回目か。
心はまだ痛むものの、そろそろ慣れてきた。